ちゃりなべ

自転車でゆっくり走るのが好きな人のブログ

ビワイチ(琵琶湖一周)行ってみた

はじめに

日本一大き湖である琵琶湖を、いつか自転車で一周してみたいなと思っていて、先日無事に行ってこれました。

全体的に案内もしっかりしていて走りやすく、お気に入りの景色にも出会えて、とても楽しかったです。

この記事では、計画や当日のこと、感じたことなどをまとめます。

計画

一周約 200km ということで、私にはとても一日で一周できそうにありません。ということで、計画を練る必要がありました。

情報収集

さすがに情報がたくさんあって、とてもありがたかったです。まずは以下のサイトでかなり情報が得られました。

www.biwako1.jp

他にも、公式ガイドブックがあったのでこちらも買って読みました。

何日に分ける?

走る日を2日間に分けるか、3日間に分けるか迷いました。一日あたりに走る距離でいうと余裕があるのは3日間ですが、逆に言うとそこそこの距離を3日間連続走ることのほうが不安でした。なので2日間に分けることにしました。

その代わり、行きと帰りの移動日をそれぞれに設ける(前泊、後泊あり)ことで余裕を作ることにしました。

どこでスタート?

スタート地点で迷ったのは、大津スタートか米原スタート。

輪行だったので、乗り換える回数の少なさでいうと米原でした。

ですが、なんとなく、ゴールが近づいてきたときに大きめ橋が見えるといいなと思いました(確かなにかのビワイチ動画で見たので)。調べてみると大津スタートにすると、近江大橋あたりがゴール直前に見えることになるので、大津スタートにしました。

交通手段的には、東京方面から新幹線に乗って京都で降りて、少し戻るかたちで大津に行くことにしました。

1日目でどこまで行く?

これもなかなか悩みました。長浜あたりだと一日目に走る距離が 70km 位になるようで、2日間で走る距離のバランスがあまり良くないなと思いました。かといって、頑張って次のホテルが多そうなエリアまでだと、大津から 130km 以上なりそうでした。

悩みましたが、長浜までにすることにしました。1日目に体力を温存して、2日目にそこそこがんばる、というプランです。

ホテルはどう選ぶ?

びわ湖一周サイクリング−ビワイチ 輪の国びわ湖−滋賀県サイクリストにやさしい宿 を参考にしました。

私が重視していたのは「①自転車の客室への持込みまたは屋内の安全な場所での保管」と「館内のコインランドリー」です。

目星をつけたあとは、ホテルのウェブサイトや電話で確認しました。

自転車保管の件は個別に確認しないと、詳細はわかりませんでした。長浜で泊まるホテルの方はわかりやすくサイクリスト向けのプランがあり、室内への持ち込み可でした。一方、前泊と後泊で利用する大津のホテルは、電話で確認すると「スタンドがあれば駐輪場に止められる」とのことでした(実際、屋根なしの屋外駐輪場でした)。

コインランドリーの件は、先のページだと「(近隣のコインランドリーの案内を含む)」のようにひとまとめになっていました。ですが、着替えをより少なくするためには、館内にコインランドリーがあるのが理想でした。そうしないと「服を洗いに行く服がない」という事態になってしまいます。館内であればホテルが用意してくれる館内着で事足ります。

1日目: 大津→長浜

瀬田唐橋の東側にビワイチの起点の印があります。実際はどこから走ってもいいですが、せっかく今回は大津をスタートにしているので、この起点をスタートにしました。

起点

スタートしてふとサイコンのナビをみると、50km 先を左とのこと。こんな表示始めてみました。

50km先とは

第2なぎさ公園には、よくみかけるモニュメントがありました。天気はちょっとスッキリしない感じでしたが、見通しが良い場所で良いなと思いました。

BIWAKO

事前に調べていた通り、大半はしっかり青い線があってとてもわかりやすかったです。以下の写真では、右が上級コース、左が低速コースです。

青い線がガイド

トラックが通行量がそこそこあるエリアもあり、ちょっと怖かったので、低速コースの自転車歩行者専用道路のほうを走ることも多かったです。

各コースが明確に分かれる場合は以下のような看板がありました。

低速コースと上級コースの分かれ道

彦根市との境にはこんな看板。地図では「あいちがわ」と読んでしまっていました。

えちがわ

途中、けいおん!の聖地である豊郷小学校旧校舎群に寄り道しました。

豊郷小学校旧校舎群

寄り道途中の川も良い眺めでした。

寄り道

「あのベンチ」とよばれている場所にもよりました。ちょっと休憩するには良かったです。

あのベンチ

彦根港あたりでやばそうな雲。このあと長浜のホテルまでは結構雨に振られました。

やばそうな雲

レインジャケット持ってきてよかったです。とはいえホテルに入る前に体と自転車(室内保管なので)を拭きました。雨が降る可能性はあったので、自転車を拭く用に紙のウエスも何枚か持ってきていました。

1日目は、天気を気にする機会が多かったです。最後に降られてしまいましたが、逆に言うとそれだけで済んでよかったなと思いました。とにかく1日目から琵琶湖のスケール感を感じた日でした。

寄り道した影響もあって、結局1日目は110kmでした。

2日目: 長浜→大津

今回一番心配していたのが、2日目の朝の体の調子です。幸い、1日目でこまめな休憩、無理のない速度、ストレッチを心がけていたためか、ひどい状態にはなっていませんでした。むしろ、これまで100km以上走ったときの翌日朝よりも調子がいいくらいでした。整え方が少しわかった気がします。

この日は一日を通して良い天気。さらに、景色的にも更に良い感じでした。

1日目と違って、しばらく交通量が少ないエリアが多かったです。

車がいない1

車がいない2

賤ヶ岳(しずがたけ)をのぼったところ?は眺めが良かったです。

良い眺め

そしておりていくと、しばらくとても好みの景色が続きます。

良い

民宿大作付近のここ、すごく素敵な場所でした。コースからはすこーしだけそれるのですが、目に入ったので思わず寄りました。

民宿大作付近

二本松キャンプ場付近の道が、今回一番好きでした。車の通りも少ないです。これぞ湖周り!という感じでした。この日の昼食でお邪魔したお店の店員さん曰く「桜がきれい」とのことでした。

どこの写真だったか・・とにかくいいところ

この日の寄り道は、メタセコイア並木。

迫力

白髭神社付近の湖面もきれいです。

白髭神社

地味に寄りたかったのが、木戸湖岸緑地です。パスコ超熟のCMの風景が素敵だなと思っていたんですが、調べていたらどうもここのようでした。静かで雰囲気のあるところでした。

木戸湖岸緑地

大津市内の「あがりゃんせ」で温泉に入って休憩していたら結構遅い時間になってしまいました。公式ガイドブックにも書いてありましたが、樫田から大津港付近は、交通量が多かったです。少なくとも明るい時間に通るように計画すべきだなと思いました。

大津港付近ではちょうど花火が。

花火

暗いのでゆっくり進んでいくと、ゴール!

終点!

この日は寄り道含めて 140km。2日間合計で250kmでした。

おわりに

100km 以上を連日走る経験は初めてでした。お陰で今回色々と学べた気がします。

  • 自分がこの距離を無理なく気持ちよく走り続けられるのは平坦で19km/h
  • こまめな休憩、ストレッチ重要
  • やっぱり館内コインランドリーがあると捗る
  • 屋根なし駐輪場は極力避けたい(前泊のときに雨に振られた・・)

もしもう一回周るとしたら、一日目で高島市内まで行くなりなんなりして、樫田〜大津港を夜に通らないようにしたいと思いました。

いつかいつかと思っていたビワイチを無事にできて良かったです。