先月、CarryMEというとても小さな折りたたみ自転車を買いました。
輪行がしやすい自転車を探していて、DAHON K3 や Dove Plus あたりと迷っていたんですが、折りたたみ時の専有床面積の小ささ(A4程度)を優先して CarryME にしました。
買ってから一ヶ月ほどたち、距離としては計100km程になりました。気づいたことや感じたことなどまとめます。
携行性
コンパクト!
とにかく折りたたみ時がコンパクトです。買った初日から、輪行して帰ってきたのですが、別のグラベルロードを輪行するときほど気を遣わずにすみました(とはいえ重量物であることには違いないです)。
中でも嬉しいポイントは、縦長で自立するので電車のいすに座って自分の前において支えておける点です。通常であれば、運転席後ろや大きいスペース が有るところにいくのですが。
それでも、両隣に人がいない場所を選びます。
なお、折りたたみは30秒くらいでできます。
走りについて
思ったより走れる
総論としては、見た目以上には走れるという感想です。ただ、やはり効率よく移動するための手段というよりも、移動を楽しむ乗り物だと思います。
走行のブレ
体のブレが走行のブレに出やすいように感じました。タイヤの小ささ、細さ、ハンドル幅の狭さによるものかも知れません。
ハンドル幅は狭めなので、別のフラットバーのクロスバイクに乗ったときに妙に広く感じ「あれこれマウンテンバイクかな」と勘違いしそうでした。
段差が怖い
事前にレビューをチェックしているとよく見かけたのが、段差についてでした。確かにいつも以上に気にします。うっかり、段差に刺さって後輪浮くことが数回ありました。
無理せず降りたり、大丈夫な段差でも直角にゆっくりのぼる、を気をつけたいと思います。周囲の人のためにも。
坂がつらめ
変速機がありません。少し軽めのギヤ比っぽいですが、それでもやはり、普通上れる坂が上れない、ということはありました。
あと、下手に漕ぐとすると前輪が浮きます。
雨の日
行きは晴れてたのに、帰りに雨に降られてしまった日がありました。ゆっくり漕いで帰りましたが、いつも以上に注意は必要ですね。雨の日は乗らない、を基本としています。
泥除けはついていないですが、はねた水の大半はフレームのうらについて衣服につくことはあまりなかったように思います。
周辺グッズ
鍵
これは自分が乗るまで気が付きませんでしたが、タイヤが小さいので、結構かがんで鍵を付ける必要があります。腹の肉が邪魔です。
なお、前輪と後輪はホイールの穴?の形状が異なります。後輪は鍵をかけにくいです。
地球ロックできそうなときは、フレームに通します。
ライト
他の自転車で CATEYE のライトを使ってるので、使いまわしできるように普段は台座だけ着けてます。
リアライトはサドルバッグ後ろにクリップで着けてます(後述)。
サドルバッグ
収納系はかなり悩みました。普通のボトルケージはつかなそうででした。ステムバッグにするか、ボトルもはいるタイプのサドルバッグにするか。
ステムバッグは手元で出し入れて便利ですが、狭いハンドルとの相性が良くないかなと思いました。なので、サドルバッグにしました。
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シートポスト側には一箇所のみ止めるタイプという基準で選びました。折りたたみのたびに剥がす必要があり、二箇所止めるタイプだと手間だとおもったためです。サドル下側の留め具は、折りたたみ時もそもままで大丈夫です。
ただ、私のサドルの低さもあって、標準のリアの反射板が隠れがちなのが難点です。なので、別途サドルバッグ側のクリップ取り付け部にリアライトをつけてます。昔買ったdeuterのバッグにおまけで付いていたのを取り敢えず着けたのですが、もう少し大きいものにしたいです。
夜は基本、乗らなくなると思います。
その他
駐輪場に止められないことがある
これも乗り始めてから気がついたのですが、タイヤをはめるタイプの駐輪場に止められない事が多いです。正確には、止められたことがないです。
タイヤが小さく、各部品もギュッと固まっているためです。
むりしてハマったとしても、取り出せないなんてことになったらなかなか面倒です。なので、この手の駐輪場は使えないと心得ておいたほうが良さそうです。
置き場所
普段は折りたたんで、玄関の中に立てかけてあります。傘立ての置き場所を工夫したら置けた、そういうサイズ感です。
雨で濡れちゃったりしたときは、拭いた上で、折りたたまずにしばらく乾かすようにしています。
今後やってみたいこと
輪行のしやすさを活かして、ふらっと遠出して、現地をゆっくり走ってみたいです。
自転車日和 Vol.161 の表紙が CarryME です。
特集では、CarryME で日本海沿いの 久比岐自転車道 を走る内容でした。CarryME で走れる感じなのだろうと思うのでいつか行ってみたいです。
とにかく、ゆっくり、安全にたのしみたいとおもいます。